VGN-NS50B改造④ビフォーアフター
このノートPCは2008年10月発売のSony VAIO type Nの下位機種です。 詳しいスペックはSONYのホームページを見てください。
製品別サポート情報
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スペックシート
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取扱説明書
http://contents.sony.jp/support/vaio/download/man/4116439011.pdf
改造前スペック
VGN-NS50Bは、現在では化石並みのスペック(物理メモリ合計2GBは発売当時でも少なすぎ)なので、発売当初から無改造で使うことはとてもおススメできないノートPCです。ただ、SSDへの換装とメモリ増設(2GB→4GB)でネットサーフィン程度なら今でも十分に使えるので、興味のある方は挑戦してみてください。
OS
Windows Vista Home Premium with SP1 32bit
CPU
Intel Core2 Duo P8400(3MCache,2.26GHz,1066MHz FSB)
メインメモリ
hynix 1GB 2Rx16 PC2-6400S-666-12×2枚
ストレージHDD:SAMUSUNG HM251JI/SON (250GB,Serial ATA,5400rpm)
無線lanカード
Intel WiFi Link 5100(IEEE 802.11a/b/g/Draft-n(最大300Mbps)
Windowsブート時間(Glary Utilities)
120秒程度
エクスペリエンス インデックス
CrystalMark(実装メモリ4GB[2GB×2枚])
SAMUSUNG HM251JI/SON(使用期間7年)
改造後スペック
グラフィック性能はどうしようもありませんが、改造後はChrome(64bit)でタブを10個以上開き、Youtubeやニコニコ動画を再生しながらWord、Excelをストレスなく使えるようになりました。ただし、私はPCの改造に興味があったので無駄金(¥44,097)を承知で改造をしましたが、コストパフォーマンスを考えれば素直に買い換えた方が賢明です。
↓4万円台Corei3&5ノートPC
OS
Windows 7 Home Premium with SP1 64bit
CPU
Intel Core2 Duo T9900(6MCache,3.06GHz,1066MHz FSB)
メモリ
SAMSUNG 4GB 2R×8 PC2-6400S-666-12-D3×2枚
ストレージ
SSD:CFD CSSD-S6T256NHG6Q (256GB,Serial ATAⅢ[6Gb/s])
VGN-NS50Bの仕様上、Serial ATAⅡ接続となるのでスペック通り
の速度はでません。
無線lanカード
Intel WiFi Link 5100(IEEE 802.11a/b/g/Draft-n(最大300Mbps)
Windowsブート時間(Glary Utilities)
20秒程度
エクスペリエンス インデックス
CFD CSSD-S6T256NHG6Q
Chrome(10タブ)+Youtube(HD720)20インチ外部ディスプレイモニタサイズ拡大再生+word+excel使用中
Chrome(22タブ)+ニコニコ動画(低画質)20インチ外部ディスプレイモニタサイズ拡大再生+word+excel使用中
パーツ構成や使い方によって不満を感じるポイントは違うと思いますが、改造した効果を実感できた順としてはSSD>OS>メモリ>CPUです。
SSD
PCの起動速度、ファイルの読み込みや保存、アプリケーションの起動速度、ウイルススキャンの所要時間など、体感できるレベルでパフォーマンスが大きく向上するので、最もコストパフォーマンスが高く、使用中のストレスを軽減できる改造だと思います。
交換用のSSDは「SANDISK SDSSDXPS-480G-J25」がおススメです。Extreme Proシリーズは保証期間が10年と非常に長いのが特徴で、あとあと別のPCに載せ換えたり、高速外付けストレージとして利用できます。ですから、値段は高いですが容量の大きい480GBか960GBモデルを買ったほうがお得です。
OS
Windows7がVistaよりも完成度の高いOSかどうかは分かりませんが、OSをクリーンインストールすることで、OSと自分が必要とするソフトしか入っていない真っ新なPCにすることができ、購入当初よりも高い安定性とキビキビした挙動が癖になります。
また、Windows7はXPやVistaとレイアウトが似ていて、クリーンインストールとアップデート、設定の変更などストレスを感じること無く行え、完了後はそれまで通りに使えたので個人的には傑作OSだと思っています。
結局は乗り出しで躓くかどうか、躓いたとしてもそれを楽しむ時間や精神的余裕があるかどうかが、PCやOSに対する印象に大きな影響を与えるということでしょうか。
メモリ
実装メモリ量が2GBでは少なすぎ、まともに動かないので増設する必要があります。
32bitOSではメモリを4GB積んでも3GB程しかユーザーは使えませんが、デュアルチャネル転送を利用するためには2GB×2枚しか選択肢はありません。
64bitOSを入れてメモリを8GB積めば、仮想メモリの設定を無効にした状態でも十分な余裕を持ってChrome(64bit)ブラウザがヌルヌル動くので、ネットサーフィンでストレスを感じることは無くなります。
CPU
CPUを交換した効果はあまり感じていませんが、P8400(5.2)→T9900(6.6)とプロセッサスコアが1.4上昇しているので、SSDやWindows7の影に隠れているだけで効果はあったと思います。
無線lanカード(Wi-Fiモジュール)
交換していませんが一応書いておきます。
VGN-NS50Bの無線lanカードは赤枠内にあり
ハーフサイズカード(miniPCI-Express)が付いていてアンテナ線は2本です。
交換する場合はOSに対応したドライバーがダウンロードできることを確認してから購入してください。
最新のドライバーをダウンロードしてインストールしてもハードウェアが対応していない場合は、対応していない旨のメッセージが表示されてインストールがキャンセルされます。その場合は、一つずつ古いバージョンに遡ってインストールできるドライバーを探してください。
↓リンクの「ドライバーおよびソフトウェア」の「ダウンロードの検索」からドライバーを検索できます。
検索例:「wifi link 5100」